少し早いHalloween Party

10月23日、私が理事をつとめるNPO法人「飛んでけ!車いすの会」が、少し早いHalloween Partyを開催しました。プロジェクトマネージャーであるアメリカ人のCindy曰く、Halloweenは、「私は楽しくて一番好き!」な行事だそうで、日本でいうならば、お盆、秋祭り、大晦日をミックスにしたものだそうです。
その起源は、2000年以上前、紀元前のケルト民族にまで遡ります。古代ケルトでは11月1日が新年で、前夜の10月31日から収穫祭を催すのですが、この日には、死後の世界との扉が開き、先祖の霊が戻ってくると信じられていたのだそうです。その後、キリスト教の行事として形を変えることを経て、かぼちゃのランタン「Jach-o’-Lantern(ジャック・オ・ランタン)」や、子どもたちが地域の家々を回って「Trick or Treat(トリック・オア・トリート)」と言ってお菓子をもらう風習は、移民によってアメリカで確立されていきました。

少し私の話を。小学生の私は、金曜の夜、お寺へ座禅に通い、お盆になると和尚さんの檀家回りに小僧としてついて“習ったお経”を読むわけです。帰り、檀家の方からお菓子をもらって帰ってきていましたから、とても似た体験です。

先祖の霊をお迎えする地域行事としては、国が違っても同じようなことが行われていますね。少し違うのは、Halloweenでは仮装をすることでしょうか。これは、先祖の霊だけでなく、悪魔や魔女、さまよえる魂なども死後の世界からやってくるからで、人々は、それらと同じ格好に仮装して仲間だと思わせ、身を守ったのだそうです。今回のパーティでも、各国人、老若男女が仮装をして、スリラーなどの音楽に合わせてダンスをしました。盆踊りのようなものですかね?
Cindyから「キモい仮装」と指南を受けて、持ちもので仮装した私を見てくださいませ!
逃げ足早そう?
噛みつきそう?

(照井)